アナログアンプを使ってみたくなってきた
SU-XR700をしばらく使っています、音質には特別に不満が無いというか十分満足していますが、何というか刺激が欲しいというか別のアンプを使ってみたくなってきました。
XR700はAX10Aiと比べても遜色無いというかどちらかといえば自分好みに聴こえた為、テレビ用とオーディオ用の両方に使っていますが、本当に純オーディオ用アンプと比べて音質がどう違うのだろうか、今まで考えてもみなかった事が何故だか急に気になってきました。
純粋な音楽ファンならどうでもよい事でしょうが、オーディオ好きは大半の人がハードウェアにも興味を抱いているはずです、という事でご多聞に洩れず自分もそういう病気が再発したと言えそうです。
XR700はフルデジタルなので如何にもアナログアンプらしい物を探してみたところ、特に気に入ったのがこのアンプです。
http://audio-heritage.jp/SANSUI/amp/au-alpha607nra.html
サンスイのAU-α607NRAというモデルですね、リンク先を見れば見るほど欲しくなってきました。
上位機種には707や907等がありますが、回路構成は全く同じですね、最大出力が違い外装パーツなどにも違いがありますが物理特性はほとんど同等のようです。
回路の一番大きな特徴はXバランスと呼ばれているBTLの出力段を持っている事です、プリメインアンプとしては非常に珍しいですね、パワーアンプ等では採用例もあると思いますが、プリメインでは非常に特徴的だと思います。
サンスイの07シリーズの最初のモデルはAU-607という物が70年代の半ば過ぎに発売になっています、最初の売りは2ポール位相補償というもので高域まで十分NFBを掛ける事が出来、高い周波数まで低歪で出力できるものだったと思います。
その後ダイアモンド差動回路やXバランスと呼ばれるBTL回路を搭載しながら進歩してきたモデルのようです。
付け足しです、ダイヤモンド差動の次に末尾にFの型番が付くモデルがありましたが、NFBならぬFF(フィードフォワードという手法で歪の相殺を図るモデルもありました、これもサンスイだけでしたね。
XR700はフルデジタルですが出力段は同じくBTL回路なんですね、アナログのBTLとデジタルのBTLの比較ですから実際に手にする事が出来ればとても興味深いものがあると思います。
このアンプが発売された頃、自分が使っていたアンプはパナソニックのSU-MA10でした。
http://audio-heritage.jp/TECHNICS/amp/su-ma10.html
CDが発売になってからデジタル志向になっていたためこのアンプには全然目が向かわなかった訳ですが、今改めて内容を見ていったらサンスイの生き残りを賭けた乾坤一擲のアンプといえそうです。
アナログアンプの回路構成に粋を尽くしたアンプといえそうです、物理特性も測定限界に達しているようですね、歪率0.003%というのはアンプの残留ノイズを測っているに等しいです。
物理特性でみれば607NRAはXR700を遥かに凌駕しているのは間違いないです、特性が音の良さを表している訳ではないですが、物理特性の良さは回路が正常に動作している証しとも言えます。
サンスイは今も存在していますが残念ながら現在は殆ど活動していないようです、ただこのアンプはメーカーの思いが物凄く込められていて内容も素晴らしく非常に気に入りました、今後このようなアンプが出てくるとは思えないので良い出物があったら、ぜひ手元に置いておきたいですね
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